ワーキングホリデーの最初のステップとして、語学学校へ行こうと考えている人は多いと思います。
しかし、語学学校の費用は決して安いものではなく、学校へ行くことを躊躇する人も少なくありません。
以下のような語学学校に対する疑問を抱いたことはないでしょうか?
実際のところ、私は渡航前は日常会話レベルの英語も話せなかったのですが、学校へ行く意味ってあるのかなと疑問に思っていました。
そこで、このような悩みを解決するために、この記事で学校へ行く意味やメリットデメリットなどについて説明していきたいと思います。
この記事を読むことで、語学学校へ行くべきかどうかについての疑問を解消することができるでしょう!
目次
どういう人が語学学校へ行くべきか?
ワーホリ期間中に語学学校へ行くべきかどうか迷う人が少なからずいると思います。
結論から言えば、語学学校は義務ではないので、行くか行かないかは本人次第です。
以下に、語学学校へ行くことがおすすめの人と、行かなくても問題ない人の例を紹介します。
英語力に自身がない人
もし日常会話レベルの英語が話せず不安に思っている場合、語学学校へ行くことをおすすめします。
なぜなら、日常会話レベルの英語が話せないと生活に困ることがたくさんあるからです。
例えば、レストランでの食事時に英語で注文する必要がありますし、仕事探しの際には面接で相手の話を理解できなければ、仕事を得ることが困難になります。
したがって、渡航前に私が経験したように、日常会話レベルの英語が話せない人には、語学学校で学習することをおすすめします。
日常会話レベルの英語が話せる人
日常会話レベルの英語を話すことに問題のない人は、学校へ行かなくても大丈夫です。
学費を浮かすことができるので、学校へ行く代わりにアルバイトをしたり、旅行に出かけることも可能です。
しかし、現地での学生生活を体験したい人は学校へ行くのも良いと思います。
その理由として、日本の学校では経験できないことや、多国籍の友達を作ることができるからです。
例えば、学校ではアクティビティと言われるサークルのようなものが放課後に実施されています。
ハイキングやテニスなどのスポーツを参加することができます。
これにより、世界から来た人たちとの交流を深めることが可能です。
どのくらいの期間通えばよいか
ワーキングホリデーで語学学校へ行くには、2か月くらいあれば十分です。
2か月通えば、日常会話に困らない程度の英語力を身に付けることができます。
また、3か月以上の長期的に通うことはおすすめしません。
1つの理由として、学費は安くないため、経済的な負担が大きいからです。
ニュージーランドの語学学校でかかる費用を例にすると、1か月で20万円くらいかかります。
ワーキングホリデーの期限を有効に使うためにも、短期的な学習がおすすめです。
語学学校へ行くメリットについて
語学学校は費用がかかりますが、その分メリットもあります。
日本では体験できないこともたくさんあるので、行ってみる価値は十分あります。
以下に語学学校へ通うメリットについて説明していきますので、参考にしてみてください。
言語スキルの向上
語学学校の最大のメリットは、なんといっても英語力が向上することです。
学校生活の中で、嫌でも英語を使わなければならないので、自然と日常会話レベルの英語が習得できます。
しかし、聞き取れるようになるまでは1か月程かかり、その期間は精神的にきついです。
なぜなら、先生やクラスメートの言っていることが理解できず、自分の言いたいことが思うように言えないからです。
私も最初の1か月はクラスメートや先生方に伝えたいことを伝えられず、悔しい思いをしたことは忘れられません。
しかし、その壁を乗り越えれば、自然と聞き取れるようになり、自分の言いたいことも伝えられるようになります。
その達成感がモチベーションへとつながり、英語力向上への意欲につながります。
授業は、文法中心の学習や、実例を用いた実践的な会話練習を行います。
実戦練習をすることによって、日常会話の英語力を向上させることが可能です。
例えば、道を尋ねる人と聞かれる人を演じて実践する時など。
月末にはテストが行われ、その結果次第で上位のクラスに進級できる可能性があります。
テストは筆記試験と会話試験の二部構成になっていて、合計点から進級できるかどうか判断されます。
友達ができる
語学学校には、日本人を含め、世界中の人たちが集まってきます。
ワーキングホリデーへは基本的に1人で行く人が多く、現地に身寄りがない人がほとんどだと思います。
しかし、語学学校へ通えば、日本人の友達だけでなく、他の国の友達を作ることも可能です。
また、日本の学校では、作ることのできない友情関係を築くことができるでしょう。
他の国の友達とのコミュニケーションは英語でするため、自然と英語力が身に付きます。
日本人同士では、どうしても日本語を話してしまう傾向があるため、英語力を身に付けることが難しくなります。
せっかく海外の学校に来たのだから、日本人だけでなく、他の国の友達との交流も深めていきましょう。
海外の友達ができることによって、その人達の国の文化や背景を学ぶことができます。
最初は、海外から来たクラスメートに話しかけるのは勇気が必要で緊張します。
しかし、相手も同じ人間なので、緊張しているのは点は変わりません。
そうして徐々に打ち解けることで、国際的な友情が芽生えることでしょう。
帰国後も語学学校でできた友達と連絡を取り合うこともあります。
語学学校では、日本では経験できないような貴重な体験が待っています。
仕事探しのアドバイスを受けることができる
語学学校在学中、もしくは卒業後、仕事を探す人は多いと思います。
初めての海外生活の中での就職活動には不安が大きいものです。
履歴書の書き方、アルバイトの探し方など、何から何まで分からないことだらけです。
しかし、先生方は履歴書の添削やアルバイト探しのお世話までしてくれます。
英語だけでなく、学校以外のことも気にかけてくれるので、非常にありがたいことです。
また、語学学校では、留学生を対象とした求人情報も提供されています。
学校が提供する求人情報は、留学生が言語能力を活かしながら働ける職種が中心です。
例として、レストランのスタッフが挙げられます。
レストランでは、お客さんとコミュニケーションを取る必要があるため、英語力向上に役立てられます。
語学学校へ行くデメリットについて
次に語学学校へ通うデメリットついて説明していきます。
費用が高い
語学学校の費用は正直安くはありません。
もちろん国や学校によって費用は異なりますが、1週間で約5万円の費用が必要です。
ワーホリメーカーの中でも、費用を抑えて生活をしようと思っている人は少なくありません。
さらに、学校へ行っている時間はアルバイトをすることができないので、時間も取られます。
海外生活中、費用を最低限に考えている人には語学学校はおすすめできません。
必要な費用は、学費だけでなく、交通費や昼食代もかかってきます。
しかし、語学学校は行く期間を選ぶことができます。
一か月だけ行くなど、自分に合った生活スタイルで期間を選ぶのもいいでしょう!
クラスに日本人が多い
語学学校の中には、日本人の割合が他の国のクラスメートよりも多い学校もあります。
なぜなら、一部の学校は留学エージェントと提携しているからです。
例えば、大都市にある語学学校は、留学エージェントとの提携が強化されているため、日本人学生が多く集まる傾向にあります。
そのため、どうしても日本人の割合が多くなってしまいます。
私がニュージーランドで通っていた学校にも、クラスに日本人が4割程度いました。
日本人は、同じ国同士の人で固まり、日本語ばかりで話す傾向にあります。
日本語ばかりで話していると、他の国から来たクラスメートが話しかけにくくなり、コミュニケーションを取ることが難しくなります。
そうすることで、英語を使う機会が減ってしまい、英語力は伸びません。
学校でのマナーとして、日本人同士でも英語を使うことが望ましいです。
また、語学学校を選ぶ際は、学校見学をした上、日本人の少ない学校を選ぶことをおすすめします。
ネイティブに対応できない
語学学校の先生は、英語初心者が理解しやすいように、ゆっくりと聞き取りやすいように話すことが一般的です。
一方で、一般のネイティブスピーカーや他の移民たちは、必ずしもはっきりと発音せずに早く話す傾向にあります。
また、必ずしもはっきりと発音しないため、聞き取りにくいことが多いです。
そのため、学校で習得した英語力だけでは、一般的な日常会話の速度についていけません。
したがって、学校での英語と学校外での異なるものと認識することが必要です。
学校外での英語に慣れるためには、学校外の人コミュニケーションを取りながら練習していくしかありません。
また、語学学校には先生を除いたネイティブスピーカーがいないため、学校では実際に日常会話で使われる速度やスラングを学ぶことは難しいでしょう。
スラングとは、ある特定のグループや文化の中で日常的に使われる、非公式な言葉や表現のことです。
1つ簡単な例を示すと、Coolという単語は温度を表す言葉で「涼しい」という意味ですが、スラングとしては「素晴らしい」や「格好いい」の意味として使われます。
こういった実際の英語を学ぶために、高額な学費を支払ってまで学校へ行きたくないという人もいます。
まとめ
以上、語学学校の必要性やメリット、デメリットについて説明してきました。
冒頭でも述べた通り、語学学校へ行くことは義務ではありません。
そのため、自分の英語力や経済面を考慮して、語学学校へ行くかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
また、実際に使われている英語のスピードは学校で教えられるものとは全く異なるので、この点を認識しておくことが重要です。
さらに、スラングを覚えることで、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションをスムーズにし、その国の文化に触れることができます。
学校へ行くか行かないかは人それぞれです。
ワーキングホリデーの楽しみ方は様々で、その人の目的によって異なります。
この記事を通して、これからのワーキングホリデーの計画に役立つ情報を提供できたことを願っています。
ぜひ、自分に合ったワーキングホリデー生活を楽しんでください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。