ハイキングは、身近な自然を楽しむ素晴らしい方法です。
自然と触れ合いながら、ウォーキングしていると日頃のストレスから解放されますよね?
しかし、ハイキングでは思いがけない事態に直面することもあります。
「天気が急変して、雨でびしょびしょになった」などの最悪の事態が発生します。
そんな災難を防ぐためにも、事前準備が必要になってきます。
この記事では、これからハイキングを楽しむ人に向けて、どんな物を持っていけばよいかについてご紹介します。
初心者から経験者まで、全ての人に役立つ情報をまとめたので、ぜひチェックして、次のアウトドア活動を充実させましょう。
目次
ハイキングに行く前に準備すべき基本の持ち物20選
ハイキングを楽しむためには、事前の準備がとても重要です。
山にはたくさんの自然があり、素晴らしいところですが、ハイキング中にはリスクを伴います。
リスクを回避するためには、持ち物のチェックは欠かせません。
自然の中で安全かつ快適に過ごすために、必要不可欠な持ち物をしっかりとチェックしましょう。
以下に、ハイキングに必要なアイテムをカテゴリー別に紹介していきます。
基本装備
基本装備に必要なアイテムは以下の9つです。
基本装備
- リュックサック: 必要な荷物をすべてまとめる、両手を自由に使える
- 帽子: 直射日光を防ぎ、日射病や日焼け防止、頭部の温度調節
- 手袋: 転倒時の手の保護、防寒
- 着替え: 汗や雨で濡れた後の交換用、防水スタッフサックに入れて保持
- レインウェア: 天候変化に対応、雨から保護
- エマージェンシーシート: 体温保持、緊急時の保護
- トレッキングポール: 足腰の負担軽減、バランスの維持
- アームカバー: 紫外線保護、虫刺され防止、筋肉疲労の軽減
- ヘッドライト: 暗闇での視界確保、安全性向上
それぞれ1つずつ解説していきます。
リュックサック
リュックサックは必要な荷物をすべてまとめることができる上、両手が使えることができます。
リュックサックを選ぶ際は、ペットボトルを差し込めるものを選ぶと良いでしょう。
日帰りの登山であれば30リットルくらいの大きさで十分です。
リュックサックを背負うことで、ハイキング中、身体のバランスを保つことができます。
また、自分の身体にフィットしたリュックサックを選ぶことで、身体の負担を減らすことが可能です。
少しでも、長時間のハイキングの疲労を軽減して、快適なハイキングを楽しみましょう!
帽子
直射日光を防ぎ、日射病や日焼け防止になるので、ハイキングには帽子は必須。
また、帽子は頭部の温度の調節も行ってくれます。
帽子を選ぶ際は、キャップよりも360度ツバのついたものをおすすめします。
前頭部だけでなく、頭全体を守ってくれます。
寒い環境では、帽子は体温を保持するのに重要で、暑い環境では、軽くて通気性の良い帽子が熱を逃がすのを助けます。
山中を歩いていると、低い位置にある木の枝などの突起物に頭が当たり、けがをすることもあります。
けが防止のためにも、帽子は持っていきましょう!
手袋
ハイキング中に手袋を着用することは重要です。
なぜなら、登山中に転倒した際に地面に手をつくことがあり、手袋が怪我を防ぐのに役立つからです。
例えば、石や木の根っこに足を引っかけて転倒することがあります。
少しでもこのようなアクシデントがあった場合にも手袋は非常に役立ちます。
また、山中は気温の低下や雨が降ったりするので、防水防寒対策にもなります。
指先が蒸れたり冷えたりすることで身体の体温が下がるので、体調管理のためにも手袋は必須です。
着替え
ハイキング中、汗をかいたり、雨に濡れた時などのために着替えは必要です。
着替えは上下、肌着、下着、靴下まですべて揃えて、防水スタッフサックに入れておきましょう。
防水スタッフサックに入れることによって、着替えが濡れずに済みます。
汗が引いた後、気温が下がると風邪をひく場合があるので、着替えを持っていくことは必須です。
レインウェア
山中の天気は変わりやすいため、いつ雨が降ってくるか分からないので、レインウェアは必要です。
レインウェアは上下とも持っていくと良いでしょう。
傘でも雨は凌げますが、片手がふさがってしまうので、レインウェアの方が両手が使えるので良いです。
また、レインウェアは通気性の良いものを選ぶと良いでしょう!
通気性の悪いものを着ていると、汗で蒸れて、不快感が増すだけでなく体温調節が難しくなり、風邪を引きやすくなることもあります。
エマージェンシーシート
ハイキングをしていると、道に迷って下山できなくなり、山で一晩過ごすことになるケースも少なくありません。
山中の気温は夏でも大幅に下がるため、体温が下がり、最悪の場合死に至ることもあります。
そうならないためにも、身体の保温は非常に重要です。
エマージェンシーシートは2000円以下で手に入るので、こういう緊急事態のことを考えると持っていくべきアイテムです。
トレッキングポール
長い山道を歩くと、足腰に大きな負担がかかります。
トレッキングポールを使用することによって、足腰にかかる衝撃を腕に分散させることができるため、少しでも疲労を減らすことができます。
特に膝への負担を和らげてくれるので、膝が痛くなりやすいという方には特におすすめです。
また、足場が不安定な場所でもバランスを保ちながら歩くことができるので、けが防止にもなります。
アームカバー
ハイキング中、虫に刺されることがあります。
そんな時、アームカバーをつけていれば、虫刺されを防ぐことができます。
また、ハイキングは普通のウォーキングとは違い腕の筋肉に疲労がたまりやすいです。
アームカバーは腕の筋肉に圧力をかけてサポートし、血流を促進させることで疲労の蓄積を軽減します。
これにより、長時間のアクティビティ中でも腕のパフォーマンスを向上させ、快適に活動を続けることが可能になります。
加えて、アームカバーは紫外線から肌を保護する役割も果たし、日焼けを防ぎます。
そのため、外での活動には特に適しています。
ヘッドライト
途中で道に迷ってしまって、気が付けば暗くなってしまったというケースはあります。
そんな時、山の中の夜道をライトなしで歩くのはとても危険です。
ヘッドライトは手がふさがれず、遠くを照らしてくれるので、より安全に目的地まで歩いていくことができます。
スマートフォンにもライト機能がありますが、遠くまで照らすことができず、またバッテリーの消耗も早いためヘッドライトを使うことをおすすめします。
ナビゲーションと安全に必要なアイテム3選
ハイキング中のナビゲーションや安全確保のために必要なアイテムについて紹介していきます。
ナビゲーションと安全
- 腕時計(登山用): 高度、気圧、方位、位置情報提供、耐久性
- コンパス: 電波が届かない場所での方向確認
- ホイッスル: 緊急時の信号、仲間への連絡手段
それでは、1つずつ解説していきます。
腕時計
登山用腕時計には、現在の高度、気圧、方位、位置などの情報が備わっているので、ハイキングには持っていくべきアイテムです。
スマートフォンにもこれらの情報が備わっていますが、厳しい自然環境下でも機能します。
例えば、登山用腕時計には防水、耐衝撃、低温耐性の機能があるので、スマートフォンに比べ壊れにくいです。
ハイキング中にGPS機能を失っては迷子になることもあるので、登山用腕時計は安全のためにも持って行っておいた方が良いでしょう。
コンパス
山中ではスマホの電波の届かないところがあります。
そんな時、コンパスは非常に重宝します。
山中道に迷うこともあり、スマートフォンのバッテリーがなくなってしまった時でもコンパスを持っていれば方向を正確に知ることができます。
そのため、安全に目的地に向かうことができます。
ホイッスル
ハイキング中、遭難したり怪我をして動けなくなるケースもあります。
場所によっては、スマホの電波が届かないため、同行したメンバーに連絡を取ることが難しくなります。
そこで、ホイッスルを持っていれば、遠くにいる仲間にも簡単に知らせることができます。
小さくて持ち運びも楽なので、ホイッスルはハイキングやキャンプなどのアウトドア活動に非常に便利です。
保健と応急処置に必要なアイテム4選
保険と応急処置に必要なアイテムは以下の4つになっています。
保険と応急処置
- 日焼け止め: UV保護、高地での強い紫外線対策
- サングラス: 紫外線からの目の保護、飛来する異物からの保護
- 応急処置セット: 小さなケガの即時治療、基本的な医療用品
- 健康保険証: 万が一の医療費対策
それぞれ1つずつ解説していきます。
日焼け止め
天気に関係なく、ハイキングには日焼け止めは持っていくことをおすすめします。
山での紫外線は街中にいる時とは違い、想像以上に強いものです。
標高を1000m上昇すると、紫外線量は10%から12%も増加すると言われています。
また、曇りの日であっても紫外線は地面に届くので、天気に関係なく日焼け止めは必須です。
サングラス
日焼け止めと合わせて、サングラスも忘れずに。
サングラスは紫外線からはもちろん、その他の木の枝や石などの飛来する異物から目を守ってくれます。
突起物が目に刺さって失明する最悪の事態もあり得るため、サングラスの着用はこのようなアクシデントを防ぐのに役立ちます。
自分の目を守るためにも、サングラスの着用は強くおすすめします。
応急処置セットの準備
ハイキング中、転倒などですり傷を負うことがあります。
応急処置セットを持っていれば、小さなケガをその場で対処できます。
バンドエイド、消毒薬、テープ、ガーゼなど、基本的なものを含めたキットを準備しましょう。
さらに、アレルギーや特定の健康条件がある場合は、必要な薬も忘れずに携帯してください。
健康保険証
万が一大怪我をした場合、健康保険証は必ず持っておきましょう。
ハイキング中、思わぬ事故やけがは付き物です。
そんな時、健康保険証がないと、医療費が全額負担になりますので健康保険証は必要です。
なくさないためにも、健康保険証は財布の中かカードケースに入れておきましょう。
栄養と水分補給
ハイキング中のエネルギーや水分補給に必須のアイテム2つは以下のようになっています。
栄養と水分補給
- 水分補給
- 行動食
それぞれ1つずつ解説していきます。
水分補給
ハイキング中、最も重要なのが水分補給です。
山中のウォーキングでは、意外と汗をかき、体力が消耗します。
脱水症状や熱中症対策に向けて、必要な水やスポーツドリンクを持っていきましょう!
飲み物はすぐに取り出せるように、リュックサックのサイドポケットに入れておくことが望ましいです。
こうすることで取りやすく、歩きながらでも水分補給を行うことができます。
行動食
大きな荷物を担いで長い山道を歩いていると、途中でエネルギー不足になり、動けなくなる恐れがあります。
エネルギー補給のために、ナッツやチョコレート、エネルギーバーなどの軽食を持っていくことをおすすめします。
また塩分不足を補うため、塩分補給タブレットも汗をかいた後に食べると良いでしょう。
行動食も水分と同様にリュックサックの取り出しやすいところに入れておくことをおすすめします。
水分と同様に、歩きながらでも補給できるからです。
疲れた時にすぐにエネルギーを補給できるよう、取りやすい場所に保管しましょう。
その他
その他のアイテム2選については以下の通りです。
その他
- 熊鈴: 熊との遭遇回避、安全なトレイル歩行
- 虫よけスプレー: 虫刺され防止、害虫対策
それぞれ1つずつ解説していきます。
熊鈴
ハイキング中、できれば遭遇したくないのは熊です。
熊との遭遇を避けるためにも熊寿々を持っていくことをおすすめします。
鈴の音を熊に知らせることによって、熊は人間の接近を察知し、ほとんどの場合は避けて行くことができます。
このため、熊鈴は人間と熊との意図しない遭遇を防ぐのに効果的です。
音によって熊が警戒し、予期せぬ接触を避けることができるため、安全なハイキングのために非常に重要なアイテムです。
虫よけスプレー
山の中には、多種多様な虫が生息しています。
快適なハイキングを楽しむためには、虫よけスプレーは必須のアイテムです。
山中には、マダニ、ヤマビルなど感染症を引き起こす可能性がある厄介な害虫も存在します。
そういった害虫からのトラブルを防ぐためにも、虫よけスプレーをして快適なハイキングを楽しみましょう!
まとめ
以上で、ハイキングに必要なアイテムを20個紹介してきました。
ハイキングは自然と触れ合うことのできる楽しいスポーツですが、山中には様々なトラブルが待ち構えています。
そのため、自分の身体を守るためには、必要アイテムの携帯は不可欠です。
これからハイキングデビューするという方、またはハイキング熟練者の方も合わせてこの記事で紹介したアイテムを参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。